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【中絶体験談】私自身が経験した「中期中絶」のすべて

      2015/07/05

images進撃の中2病♪(30代女性)と申します。
私が体験した、「中期中絶」のすべてを書いています。中期中絶は心と体の負担がとても大きいです。これを読んで、もう一度中絶すべきか否か、考えてみてください。

出産と同様の形での中期中絶。

想像を遥かに越える、辛く、悲しい体験でした。こんな思い、誰にもしてほしくない。もう2度と体験したくない。

私は、我が子を自分の意思で殺したのです。授かった尊い命を、私は奪ってしまった。後悔しても、懺悔しても、帰ってこない小さな命。

妊娠から火葬までの経緯をみて、もう一度、命について考えてみて下さい。

望まない妊娠

当時、付き合っていた彼の子供を妊娠してしまいました。結婚を意識した付き合いではなかったため、私は、妊娠の事実を彼に伝えることができませんでした。

私には、すでに二人の子供がいます。それぞれ違う父親です。

彼に知らせず、彼と別れ、産もうと思いました。

だけど、また父親の違う子供を産む自分に無責任さを感じたのです。中絶ということには、あまり無責任さを感じていませんでした。

病院さがし

妊娠検査薬で陽性反応を確認し、近所の産婦人科を受診。妊娠9週目。

この病院では中絶手術が出来ず、新たに受け入れてくれる病院を探すことになりました。

近場では、受け入れてくれる病院が見つからず、市内の病院をしらみつぶしのように探し、やっと見つけた時には、中絶出来ない16週になっていました。

準備

本来なら出来ない中絶でしたが、「経済的に出産、育児が出来ない環境にある。」という理由にし、死産の手術を受けることになりました。

これが中期中絶です。

手術の日取りを決め、準備するものの説明を受けました。赤ちゃんを入れる、白い小さな箱。これが赤ちゃんの棺になります。花、布製のおもちゃ。自分の入院の着替えなど。

あとは、中絶費用の一部の前納の30万。

前処置

入院当日、子宮を広げるための処置を受けました。細い棒のようなものを、何本か入れました。とても痛くて、苦しかった。でも、赤ちゃんは、もっと苦しいんだよね。って思いながら、痛みに耐えました。

処置後に先生が、「あしたの夕方には、手術終わると思います。」

病室は個室で、1人部屋で過ごしながら、明日には、赤ちゃんいないんだって、いまさらなのに、自分の選択肢を悩んでいました。

夜、微弱陣痛が来て、お腹をさすりながら、何度も泣きながら「ごめんね」と繰返しつぶやいていました。

手術

微弱陣痛のまま、朝を迎え、また同じ処置を受けました。大分開いた子宮に入れていた棒のようなものを、昼頃に抜きました。

昼過ぎに、陣痛が強くなり、陣痛室へ移動しました。陣痛室へ移動してから、点滴を着け、しばらくすると、破水のような違和感を下半身に感じて、分娩室へ入りました。

麻酔をする事もなく、手術が始まり、今までに感じたこともないような痛みが下半身に走りました。うめき声をあげずには、いられないほどの激痛。私に与えられた、痛みという罰。

対面

長く感じた手術は、時計をみたら、15分くらいしか経ってませんでした。

「これですべて終わりました。」

先生の言葉が強く胸に突き刺さる。

しばらく分娩室で休んでいると、看護師さんが、赤ちゃんを連れてきてくれました。

「男の子でしたよ。」

小さな箱に入った、小さな私の赤ちゃん。ちゃんと、両手両足、5本の指があった。完全とは言えないけれど、人間の形をしていた。

中絶を甘く見ていた私は、我が子を殺したんだと改めて、思い知らされました。

帰宅

病室に帰り、痛むお腹をさすりながら、もう、赤ちゃんいないんだって思ったら、涙かこみ上げて来ました。

自分で選んだ選択肢に、後悔と罪悪感でいっぱいになりました。

翌日、病院から渡された死亡診断書を兄弟に渡し、役所に死亡届けの手続きに行ってもらい、役所からもらってきた書類を病院に提出し、退院の準備をした。

外来で、入院の精算をして、家に帰りました。

かかった費用は、総額約32万。

死産という形で手術を受けた私は、後から、出産一時金を受け取れたので、ゆっくり体を休める生活費が出来ました。

最後の夜

自宅に帰り、翌日には火葬をしなければならないので、家族でささやかなお葬式をしました。

お経も何もない、お葬式。

小さな棺に眠っている赤ちゃんに、たくさんお花を飾り、おもちゃや折り紙、手紙を入れました。

産んであげられなくてごめんね。

泣いても泣いても、涙は枯れず、一晩中泣きました。

遅い後悔の涙。

罪のない、小さな命を奪ってしまった罪悪感。

私は、泣くことしか出来ない卑怯な大人。

そんな思いでいっぱいでした。

お別れ

翌日、妹に付き添われ、火葬場へ行きました。

火葬場の職員さんに案内され、簡単な告別式をし、最後のお別れをしました。

小さな棺が扉の向こうへ入った時、私は初めて声を上げて泣きました。

望まない妊娠だったとはいえ、産めばよかったかも知れない。

自分の都合で殺してしまった罪のない命。

もしも、産んでいたら。また別の苦しみや苦悩があったかも知れない。

だけど、こんなに辛い思いを、赤ちゃんも私もしなくてよかったかも知れない。

色んな感情が自分の中で駆け巡りました。

最後に

私は、中絶を後悔しました。産んでいないから、そう思うのかも知れません。産んでいたら、逆の事を思っていたかも知れません。

だけど、産んでいたら、後悔はしなかったと思います。

中絶を考えているあなたへ。

小さな命の未来を左右するのはあなたです。意味を持って芽生えた命を、もう一度考えてみて下さい。中絶を選んだ私だからこそ、そう思うのです。

どうか、これを読んでくれているあなたと、あなたの元へやって来てくれた新しい命に幸せがありますように。

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