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中期中絶手術の方法とは?

      2015/07/22

妊娠12週以降に行う中絶手術を「中期中絶」と言います。
中期中絶は初期中絶とは違い、母体にも負担のかかる方法を用いて中絶手術を行います。
この中期中絶とはどのようなものなのか、手術の流れと方法について詳しく解説します。

初期中絶と中期中絶の違い

初期中絶とは、11週と6日目までに行う「子宮内容除去術」のように、道具を使って子宮の中の内容物を体外に掻き出したり、チューブで吸い出すなどの、比較的母体にも負担の少ない手術です。
そのため、原則として入院は必要ありません。

しかし、中期中絶となれば初期中絶とは方法も異なります。
妊娠12週目からの中期中絶は、初期中絶のように胎児は小さくありません。
そのため、実際の分娩(出産)に似た方法で、母体から胎児を取り出す手術となります。
大がかりな中期中絶手術は、事前の準備が必要となるため入院が必要です。

中期中絶は事前の準備から

まずは、産婦人科で通常の受診をすることから始まります。
母体の診察では、尿の検査、血液検査などを一通り行います。
そして子宮内の胎児を、エコー検査や内診で確認して中絶手術が可能か否かを判断します。

続いて、とくに問題がなければ中期中絶手術の日程を決め、当日に必要な書類、中絶同意書、その他もろもろの詳しい話があります。

中期中絶:入院1日目の流れ

事前に決めておいた中期中絶手術の日時にあわせて産婦人科へ行き、専用の服に着替えます。
(これは、入院用のパジャマであったり、手術着であったり、病院によって違います)

最初に行う作業は、子宮口を広げるために専用の道具を膣内に数本ずつ挿入していきます。
時間を空けながら、徐々に子宮口を開いていくのですが、最終的には15本前後の道具を挿入し、胎児を出しやすい大きさにまで子宮口を広げます。
子宮口を広げていく時は、個人差にもよりますが痛みを感じることがあります。

入院1日目は、子宮口を広げるための処置で終了となり、そのまま入院して翌日の手術(出産)を待ちます。

中絶中絶手術:当日(2日目)の流れ

前日に子宮口を広げるために膣内に挿入していた棒状の道具を全て抜き取ります。

医師が子宮口の開き具合や、その状態を最終確認して問題がなければ次の段階へ移ります。
中期中絶は、出産と同じような方法で胎児を外に出すため、陣痛を起こす必要があります。
しかし、まだ妊娠12週を過ぎたばかりの母体では、自然な陣痛は起こりません。
そこで人口的に陣痛を起こすための陣痛促進剤を膣の中へ入れて陣痛を促します。
この薬を膣錠と言います。

陣痛促進剤を膣の中へ入れて陣痛が始まるのを待ちます。
この陣痛には個人差があります。
すぐに陣痛が起こる人、数時間以上かかる人もいます。
状況を見ながら、医師が適切な順序で進めてくれますので心配はいりません。

通常の出産時のように、自然な陣痛ではありません。
陣痛促進剤で起こす陣痛は、始まると一気に加速する傾向があります。

陣痛の間隔を確認し、医師の判断のもとで分娩台に移動します。
初期中絶の場合は麻酔を使って、眠っている間に手術を行いますが、中期中絶の場合は、最初から最後まで麻酔は使用しません。
通常の分娩と同じ方法だからです。

分娩台にあがると、出産がはじまります。
しかし、妊娠12週の胎児は通常の胎児のように大きく成長していないため、比較的短時間で母体の外へ出てしまいます。
最後に、子宮の中に残った胎盤などを初期中絶のときに用いる掻把法で掻き出して(後産)、中期中絶は終了となります。

また、中期中絶手術が問題なく終わったあとも、1日~3日の入院が必要です。

ご参考までに(取り出した胎児について)

妊娠12週を過ぎてから中絶により母体の外へ取り出した胎児は「死産」とみなされるため、7日以内に管轄の自治体へ死亡届けを提出する必要があります。
同時に火葬許可証が発行されますので、書類に記載されている日時に火葬と埋葬をしてあげることになります。
※火葬から埋葬までを、専門の方に委託することが可能な産婦人科もあります。

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