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【中絶体験談】中絶をした時は罪悪感がありましたが、今ではよかったと思っています。

      2015/07/06

あずず(20代女性)と申します。

私は19才の時に妊娠して中絶しました。中絶をするときは大きな罪悪感に襲われましたが、今では「母親になる自覚が持てなかったので中絶して良かった」と思っています。

妊娠発覚直後

今から8年前、私が19歳の時の話です。
付き合って1年になる年上の彼がいました。
初体験が16歳でそれまでろくに避妊をしていなかったのですが、妊娠には至らず勝手に自分は妊娠し辛い体なんだと決め付けていました。
そんな時生理がピタリと止まりました。

最初はただ遅れているだけだろうと思っていたのですが、生理前の嫌な感じもなく彼に話すと妊娠検査薬を使うように勧められ初めて妊娠検査薬を購入し検査すると陽性でした。
今まで妊娠や結婚、子供の事を考えたことがなく冷静になろうと思っていても頭の中はパニックになり常にお腹の事を考えていました。

彼と話し合いをして、彼は順番は逆だけど結婚しようと言ってくれました。

しかし、私には母親になる勇気がありませんでした。私の両親は離婚し父は暴力を振るう人で母は子供思いでしたが、仕事ばかりで私が高校生の時に家を出て行ってしまい家庭に憧れはなく正直そんな人の血を継いでいる私に子供を産めるのか、産む権利があるのか十代の私には答えがでませんでした。

ゆっくり悩んでいる暇はない

産むなら別ですが、中絶を考える際はタイムリミットがあります。
のんびり考えるのは良くない事は知っていました。
最終的に決断したのは中絶でした。

病院を探し診察を受けそこからは手術まで早かったです。
診察をする際の待合室は凄く悲しかったのを覚えています。
彼にも付き添ってもらっていたのですが、これから子供を産む予定のお腹の大きい妊婦さんや小さい子供さんを見ると、あー、私はこれから一つの命を消してしまうのかと彼と会話をする余裕もありませんでした。
エコーに映る影を先生が説明するとまだ人と判断なんてできない形を見て罪悪感がいっぱいでした。
そんな罪悪感と不安を抱えながら手術の日は迫ってきました。時間は待ってはくれません。

初めての中絶手術

10週未満だった為、一般的な子宮の中を吸引器で吸い出す吸引法で入院する事無く日帰り手術です。

手術は麻酔をしてからはアッと言うまで気がつけばベットの上でした。
もう赤ちゃんいないんだ。
こんなに簡単に無くなってしまうのかと天井を見ていると耐え切れない痛みに襲われました。
見守っていてくれた彼がすぐに先生を呼んで座薬タイプの痛み止めを使ってくれましたが、ベットの上でもがき苦しみました。
今考えるとあの痛みは中絶を簡単だなんて思った罰だと思っています。

産まれていなくても自分に身ごもってくれた小さな小さな命です。
もし子供ができても中絶すれば良いやなんて思っている人はいざ、中絶する事になるとその重みに気がつけさせられると思います。

費用は彼が払ってくれたので詳細はわかりませんが、手術1回で12万ぐらいだったと思います。
受診料も入れればもう少し高めです。

今思うこと

この時の彼とはまだ付き合っているのですが、中絶した今から8年前の5月ぐらいの事はよく話しにあがります。

私自身、あの時に産んでいればと言う思いもありますが、自分がまだまだ未熟で育児なんて考えられなくて軽率な行為だとは思いますが、中絶して良かったと思っています。

中絶するなら避妊しろという言葉はごもっともだと思います。
しかし、十代そこそこの人に言っても中々真剣に考えられるものではありません。

どこか他人事で自分がその立場にならないと命の大切さ、育てる大変さはわからないと思います。
しっかりした考えの人の方が多いと思いますが、私は自分が妊娠してから気がつきました。

産む選択も中絶する選択も当事者が真剣に考えなくてはならない問題です。
もしも、母親になる自覚がもてず、素直に喜べないなら中絶するのが良いと思います。
子育ては生半可な気持ちではできないですし、自分より子供を一番に考えなくてはならなくなります。
しっかり育てられる自信がないのなら産んで後悔するより降ろして後悔した方が良いです。

今では子供に対する考えが変わり、いつかは子供を産みたいと思っています。
結婚からの妊娠と順番を守り皆に祝福をされ子供がスクスク育てられる環境を整えて赤ちゃんを迎えたいです。

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