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中絶後遺症候群、通称PASとは?

      2015/07/22

中絶は体だけでなく心にも後遺症を残します。
中絶が原因でPTSDになることを中絶後遺症候群、通称PASと呼ばれています。
中絶後にPASにならないように、正しい知識を前もってつけておくことが大切です。

中絶の後に ~PAS(中絶後遺症候群)~

中絶とは、お腹の中に新しく芽生えた、小さな小さな命を人工的に摘み取って排除する行為です。
どんな手術でも必ずリスクはありますが、中絶手術は術中、術後に身体と心へ及ぼす影響がたくさんあります。
その中で、特に知っておいていただきたいのが、心に襲いかかってくるダメージです。

ある研究で、中絶してから8週間後の女性のうち、

  • 44% 神経障害を訴える
  • 36% 睡眠障害を訴える
  • 31% 中絶したことを後悔している
  • 11% 医師によって精神安定剤を処方してもらった

というデータがあります。
また、過去3~5年に中絶を受けた女性のうち、約半数に何らかのストレス症状が表れ、19%の人がPTSD(心的外傷後ストレス障害)を経験したことが確認されています。
中絶によるストレスがPTSDにつながる場合、これをPAS(中絶後遺症候群)と呼んでいます。

想像以上につらく、悲しく、涙が止まらない日々

PASの主な症状は、過剰反応、侵害行為、抑圧の3つです。

過剰反応の症状は、短気、怒りや激怒の爆発、誇張した驚きの反応、苦悶発作、過剰警戒、熟睡障害や不眠、攻撃的行動、集中障害などがあります。

侵害行為の症状は、中絶のことをふいに思い出したり、中絶のときの様子がフラッシュバックしたり、中絶や子どもの悪夢を見たり、中絶した子どもの出産予定日や中絶した日になると悲しみを感じうつ状態になったりという症状が上げられます。

抑圧には、中絶したことや中絶の重要な場面を思い出せないこと、中絶の記憶を呼び覚ますかもしれない活動や状況を避けるよう努めること、中絶に関する思考や感情を回避したり否定しようとすること、中絶に関わった人たちと人づきあいをやめること、子どもを避けることが挙げられ、ひどいと麻薬やアルコールの乱用、自殺願望や自殺行動を起こす人もいます。

相談することの重要性

中絶という体験は、なかなか人に話せるものではありません。
これまで中絶の経験者の人たちは、自らの体験について誰にも相談してきませんでした。
そういったことが心の後遺症につながっている側面があると思います。
中絶については、一人で悩まず、誰かに相談する。
幸い今はインターネットがあるので、同じような境遇の人に、簡単に相談が可能です。

このサイトにも、中絶経験者の体験談を配信しています。
また掲示板では、中絶を考えている人、後遺症に悩む人などの相談も受け付けています。

一人で悩まずに、誰かに相談することは、とても重要です。
私は、そのような場が必要だと思い、このようなホームページを作りました。

どうか、一人で抱え込まないでほしいのです

中絶のリスクというと、どうしても身体的なことが気になりがちですが、実は心のケアが非常に重要だということがお分かりいただけたでしょうか。

中絶の決断をして手術を受ける、それでさえ大変な思いをするのに、さらに術後に訪れる不安や恐怖とも闘うリスクが伴います。
しかし、その苦しみを、全部一人で抱え込む必要はありません。

『悲しい』『辛い』『苦しい』その思いに押し潰されそうになる前に、どうか誰かに相談していただきたいと心から思います。
「一人で我慢しなければならない」「罰だから一人で耐えなければならない」そんなことは決してないのですから。

 - 中絶の後遺症