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【中絶体験談】死ぬか、中絶するか。究極の選択の末に・・・

      2015/06/19

せと(30代女性)と申します。
私は避妊をしていたのですが、妊娠をしてしまいました。
以前の出産の後遺症で、出産時に私が命を落とす確率は90%以上であると医師に告げられ、最終的に中絶を選択しました。
死ぬか、中絶するか。究極の選択を突きつけられた私が考えたことを書いていきたいと思います。

自分の命と中絶の重み

妊娠が発覚したのは1月でした。
元々生理不順で数日遅れたり、1ヶ月に2回あったりしていましたが、生理の遅れが2週間を超えたのは初めてでした。

まさかと思い、市販の妊娠検査薬を使ってみたところ陽性反応が出ました。
避妊対策として子宮内にリングを入れていたので、妊娠は有り得ないことだったのです。

正直、嬉しかったのと複雑だったのが入り交じった思いでした。

翌日、検査薬の反応が間違いないかを確かめるべく、産婦人科を受診しました。
医師から告げられたのは、妊娠9週目であること、出産予定日は9月であること。
これらを告げた後、出産ガイドブックや入院手続きのパンフレット、出産までに必要な物のリストが渡され、出産するのが当たり前というような状況でした。

私は、この赤ちゃんを産むことはできません。

この妊娠は2度目で、最初の妊娠で息子が産まれました。
普通分娩での出産でしたが、産み終わったと同時に総合病院へ緊急搬送となりました。
緊急のオペを受けることになったのです。
息子が産まれてくる時に子宮内の太い血管が切れ、大量出血を引き起こしました。
出血多量で意識は薄れ、そこから昏睡状態となったようです。
3時間のオペで無事命は取り留めましたが、医師からは、今後の妊娠は不可能と告げられました。
正確に言うと、妊娠はするが、出産時に私が命を落とす可能性が90%以上と言われました。

今回の産婦人科は前回出産した産婦人科ではないため、医師も気づかなかったのだと思います。
私にできる選択は、自分が死ぬか中絶するかの2択でした。

決断と迷い

迷う時間は全くなかった、と言えば嘘になります。

子供の為なら命なんて投げ打ってかまわない思いでしたが、そうはいかないのです。
まだ小さな息子と夫を残し、新たに小さな命を残してまで消え去るわけにはいきません。
息子を産んだのですから責任を持って育て、また、私を選んでくれた夫を不幸にするわけにもいかないのです。

妊娠9週の終わり、中絶手術をすることを申し出ました。

費用は11万円ほどでした。
夫と息子が病院に付き添い、待合室で待っていてくれました。

医師の説明では、まだ赤ちゃんが小さいので掻把法という手術になるとのことでした。
麻酔がかかってからは意識はなく、目が覚めた時にはベッドの上にいた状態です。

言い表せない虚無感だけが残り、せめて自分が健康だったらと悔いました。
申し訳ない気持ちで未だに罪悪感が消えません。

私のようなケースの他、生活費や育てられないという理由で中絶する人も多いと思います。
厳しく言うと、自分と赤ちゃんの命を天秤にかけている状態です。
これから中絶手術を受ける方、中絶手術を検討している方。
たった10分でもいいので、もう一度だけ考え直すことはできないでしょうか。

中絶は非常に簡単です。体の苦痛もありません。時間もそれほどかかるものではありません。
とても簡単に済ませられます。
だからせめて、もう一度だけ考え直してみませんか。
簡単にできる手術だからこそ、あなたの中で生きようとしている命と向き合ってみませんか。

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